芋湿布(芋パスター)

ゆきのしたと共に風邪のときに役立ちます。 ジャガイモは皮をむかずに、すりおろす。ジャガイモの一割位のショウガもすりおろす。 ジャガイモととショウガを合わせ、その同量より少し多めの小麦粉を足し、混ぜ合わせる。 紙粘土くらいのかたさになるように。(食べ物をもったいない、なんて思わずに、 「どうぞお芋さん、ショウガさん、助けてください」という気持ちですりおろしましょう。) 風邪のひき始めに、のどが痛くなったら、大さじ2杯くらいの芋湿布をティッシュで巻いてから、 ハンカチのようなやわらかい布 2枚で包み、のどに巻きます。 気管支の上にのせて寝ても良い。喘息の症状も改善します。 12時間くらいで新しい物と交換して下さい。 (タッパーに入れて、冷蔵庫で五日くらいは保存できますが、冷凍保存では、効果がなくなります。) 芋湿布で患部の血行をうながし、毒素を吸いだすことにより、炎症を早く治すのではないかと思われます。 さらに、この芋湿布は花粉症の症状を激減させる効果もあります。 のどに巻くだけで、花粉によっておきる喉や鼻の炎症を抑えてくれるのだと思います。 自然療法の本には里芋で作ると書いてありますが、効き目はジャガイモの方が上のようです。   芋湿布応用編 芋湿布にびわ葉エキスを加えると、あらゆる場所の痛みを和らげ、炎症を鎮めます。 目にごみが入ってなかなか取れず、傷がついてしまったのかと困っていたとき、この芋湿布を布に包んで目に当て、眼帯をして一晩休んだら、朝には痛みが取れていました。 指をドアに挟んだときにもよく効きます。 ねんざをしたときも芋湿布です。痛みを和らげ、腫れも早くひきます。   梅生番茶(うめしょうばんちゃ) やはり、風邪のひき始めに、お茶に梅干とおろし生姜を混ぜて飲みます。 子供には、蜂蜜とおろし生姜にお湯を足し、飲ませても良い。   豆腐湿布(豆腐パスター) 芋の代わりに豆腐で作る豆腐湿布は熱を下げるのに効果的。内部の毒素も出すので、 氷枕より気持ちよく解熱します。 脳溢血など、脳内で出血した場合も豆腐パスターが大変役に立ちます。 脳内の血液を吸いだして、どす黒くなるので、頻繁に取り替えて、後遺症もなく治った方がたくさんいるそうです。 覚えておくと便利ですね。

びわの葉焼酎漬けエキス

びわの葉(新しい葉より古いものがよい)を細かく刻み、焼酎に漬けて三ヶ月以上置きます。 薄茶色になったエキスを濾して小瓶に入れておくと、何にでもよく効きます。 一番効果が分かるのはやけどの時。 すぐにこのエキスをつけると、水ぶくれにもならずに、きれいに直ります。 日焼けの後にもぬっておくと良い。 虫さされにも水虫にもよい。 また、歯磨きをしていて、歯茎が痛んだり、血が出るとき、 びわ葉エキスを水で薄めた物でよくうがいをし、そのまま飲んでしまうと、いつの間にか直っています。 なかなか治らない口内炎、 歯茎が真っ赤に腫れて痛んだときは、脱紙綿にびわ葉エキスを含ませ、 寝る前に10分くらい湿布しておきました。これを何日か繰り返したら直りました。 そう、このエキスは飲むことも出来るので、胃腸その他からだの内側の病気にも、 きっと良い効果があるでしょう。 手術後、産後に、びわの葉のつるつるの方を痛む場所に直接当てておくと痛みが和らぎます。   びわ葉こんにゃく湿布 お鍋に水とこんにゃく2丁を入れ、沸騰してから10分間ぐつぐつ煮てこんにゃくを温めます。 このこんにゃくを1つずつ二枚のタオルでぐるぐる巻きにして、びわ葉と一緒に輪ゴムで固定し、 寝るときに下っ腹、右の腹(胸のすぐ下、肝臓)、腰の少し上(腎臓)を順に10分ずつ、 暖めていきます。 びわの葉は表に向けて、体に近くなるようにします。 疲れが取れ、ぐっすり眠れます。びわの葉のないときはこんにゃくだけでも効果があります。 農作業の疲れがたまり、首が回らなくなったことがありました。 しょうが湿布をすれば効くだろうけど、時間がない。 そのとき、びわ葉こんにゃく湿布を首や肩にしながら、寝ることで三日ほどで良くなりました。 下痢をしているときにも有効です。 こんにゃくはだんだん小さくなりますが、繰り返し何度も使えます。 よく効いているときは、びわの葉が真っ黒に変色します。 二十歳のころ、スキーで左足首を骨折しました。 四十代になってから、卓球やバレーボールなどのスポーツをするとその部分が腫れて痛みます。 びわの葉を靴下の中に入れて、患部に当てておくと、運動しても、腫れや痛みがほとんどなく、 助かっています。 びわの種を一日二個食べると、ガンにも効くそうです。びわって凄い。 なんでも、このびわの葉療法はお釈迦様が広めたものだとか・・・。 びわの木は庭に埋めるもんじゃない、という方もいますが、とんでもない、一家に一本は欲しい木です。   10年くらい前に植えた種から芽が出て、生長した木に 初めて花が咲き、実がなりました。(平成23年) 放っておいても丈夫に育つ樹です。 おいしい実をヒヨドリが狙っていて、競争で食べています。 もちろん、種は捨てずに焼酎に漬けておきます。