麦雑炊

「名物にうまいものなし」なんて言いますが、その土地に何年も暮らして、
初めてそのおいしさが分かる物ってありますよね。
その土地で採れるものは、そこに暮らす人の体に一番合っているのでしょう。
八丈名物、麦雑炊は、島で採れる日本一美味しい里芋明日葉がたくさん入っていて、
少し苦くてお浸しでは食べにくい明日葉も、子供でもたくさん食べられます。
大鍋にいっぱい作らないと美味しくない、とか、絶えずかき混ぜていないと焦げてしまう、
と聞いてなかなか作れなかったのですが、超簡単な良い方法を思いつき、
たびたび食卓に上るようになりました。

麦雑炊を作りたいときは、まず前の晩の味噌汁に芋汁(いもしる)を作ります。
① 里芋は皮をこそげ一口大に切る。明日葉は茹でて水にさらし、ざく切りにする。
しょうが少々はみじん切りにする。
② 厚手の鍋に、水と里芋、明日葉、しょうが、味噌、しょうゆ少々を入れて火にかけ、
沸騰したら、鰹節を削って入れ、里芋が軟らかくなるまで煮る。
これで芋汁は出来上がり。
③ 芋汁の残りに押麦を加え、火にかけて、沸騰したら弱火にして5分煮る。
火から下ろして、バスタオルなどでくるみ、一晩おくと麦雑炊の出来上がり。
 しただみという小さな貝を入れると、最高に美味しいそうです。
*夏には里芋をジャガイモに代えて作ります。