明日葉とかき菜

  

明日葉(せり科)     かき菜

今日とっても、明日には新芽が出てくるから明日葉(実際には四、五日かかります)、
下の大きい葉っぱから、順々にかいて食べるから、かき菜といいます。
どちらも、無耕機、無肥料、こぼれ種で、とてもよく育つ植物です。
秋から春にかけておいしくなり、島の人々にとって、昔からなくてはならない野菜で、
家でも、明日葉のおひたし、かき菜飯等が大好きです。
そして、お正月には、かき菜のお雑煮と決まっています。

明日葉はちょっと苦いので、はじめはマヨネーズをかけると、食べやすいかも。
慣れてきたら、酢醤油でもどうぞ。

かき菜はからし菜の仲間です。
大きな葉っぱを生のまま細かく切って、昆布の細切りと塩を混ぜ、重石をしておくと、
ピリッと辛い漬物の出来上がり。
春になり、つぼみが伸びてきたら、手で折れるところでポキンと折って、
茹でてお浸しにしてもとてもおいしいのですが、
ほんの軽くだけ、サッと茹でてから切り、塩を混ぜて重石をすると、
これまたおいしい、歯ごたえのある漬物になります。
しっかり茹でてしまうと辛味がなくなるので、注意してくださいね。

どちらも野性のエネルギーがいっぱいです。

明日葉の花

かき菜の花芽

花びらの数が4枚なのはからし菜の仲間の証拠

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